キーワード・キーフレーズが思い出せないときの解答のまとめ方
いつもお読みくださいましてありがとうございます
つい先日、人間国宝の坂東玉三郎さんが「努力」について言及しているショート動画を見かけました
動画の出典はコチラ
とりわけ、
「病気にならないところまでは努力しなければならない」
という一節が印象に残っています
次の試験で片理士試験に最終合格するためにも、努力は尖らせていったほうがいいです
生半可な努力で合格すると思うのは、さすがに楽観的すぎます
正確に言うと、生半可な努力で合格できる人もいるにはいるんだろうけど、自分がそうじゃないと思うなら、努力のレベルを上げないかぎり合格しないです
同じく玉三郎さんが努力について言及していたインタビュー動画も見つけたので貼っておきますね
‟奇跡の女形”と称される、歌舞伎俳優で人間国宝の #坂東玉三郎 さん。
舞台へのこだわりから、養子入りした10代、2人の「父」、心身の不調…「引き時はいつも考えている」という芸一筋の人生を語ります➡️
いずれも示唆に富む内容だったので、サボりたくなったときに見返したいです
宿題にしていた平成22年の商標・問題Iを解いていきましょう
まずは形式面から見ていきます
最初に、記載量を決めるために配点と設問数とに注目してください
平成22年の商標の本試験問題について、設問部分だけを引用します
小問の1つが事例とは切り離して解答できる条文説明問題というスタイルは、平成20年代には複数回見られた出題形式ですが、最近では条文説明問題と事例問題とは大問で分かれることが多いです
小問形式で条文説明問題が出題された場合は配点は不明なものの、
小問の配点=全体の配点÷小問数
という考えで小問の配点を見積もります
本問だと問(2)がさらに2問に分かれているので全体で小問は4問で、それぞれの配点は25点ずつと考えることができます
記載量についても4問で4ページ使うと考えて、1問あたり1ページが目安ですね
つまり、問(1)には書いたとしても1ページが限度ということです
この場合、張り切って1ページ書くために内容を無理に膨らませる必要はありません
科目を問わず、論文式試験の答案は最後の問題まで書き終えることが優先です
最後の問題の解答まで書き終えて、なおも試験時間と答案用紙のスペースが余るようであれば、余ったスペースに問(1)の解答を書くことができます
(「問(1)について補足」のように、記載が問(1)の解答であると分かるようにすればOK)
次に内容面を見ていきます
問(1)で問われている商標権の存続期間については、論文式試験では頻出の出題テーマです
類題は平成27年・令和4年と断続的に出題されていますから、今後も出題が予想されます
口述試験においても、たとえば平成28年や平成24年に出題がありました
出題間隔を考えると、今年あたり再び出題されてもおかしくはないかなと考えています
本問で問われているのは、
商標権について存続期間を設けた趣旨を、特許権の存続期間の趣旨に言及しつつ述べよ。
です
前回解説した平成22年の意匠・問題Iもそうでしたが、設問表現に「言及しつつ」が出てきた場合は、その内容は解答の最初か最後に持ってくると決めましょう
今回のように言及するように指示されている内容が1つならば、冒頭に持ってくると決めて答案構成すればOKです
つまり、本問の答案構成は、
1. 特許権の存続期間の趣旨
2. 商標権の存続期間の趣旨
の順でまとめつつ、後半の「商標権の存続期間の趣旨」を厚く解答します
具体的には、「2. 商標権の存続期間の趣旨」は、「原則⇒しかし⇒そこで」の順で解答します
解答内容について理想的には逐条解説の説明に基づいて記載できるのがベストですが、憶えていない/思い出せない場合は次善の策として1条の法目的の観点からまとめるとよいです
すなわち、「特許権の存続期間」については、
発明の保護:特許権を付与
発明の利用:独占権を一定期間与えた発明は誰もが利用できるように
ということぐらいは、何かを見なくても思いつくはずです
一方で、「商標権の存続期間」についても、
原則:「業務上の信用」を保護 ⇒ 「存続期間」を限定するのはおかしい
しかし:永久に保護 ⇒ 第三者にとって不利益
そこで:存続期間+更新
という流れで解答をまとめることはできると思います
制度趣旨に関する解答といっても、内容は必ず条文に沿ったものになるのですから、逐条解説や改正本のキーワード・キーフレーズが思い出せないときほど、条文に沿った説明をするように心がけたいです
たとえば防護標章制度の趣旨が問われたときはどのように解答するか、条文を見ながら答案構成を考えることもよいトレーニングといえます
最後に、本問の答案例を掲載しておきます
解答の文字数は545字で、答案全体としても1,842字なので、許容範囲かなと考えています